海外SEO対策をするとなった場合、どの検索エンジンで上位表示されるように対策すればよいのでしょうか?
日本にいると特に意識をすることもなくgoogle.co.jp、もしくはyahoo.co.jpを使っている人がほとんどだと思いますが、海外ではどうなのでしょう?
アプローチしたいユーザが実際に使っている検索エンジンで上位表示をしないことには、サイトを見てもらうことは出来ませんよね?

ここでは皆さんの疑問を解消するべく、海外SEOでの検索エンジンの選び方についてご説明をしていきます。

 

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※海外SEO対策全般を知る為の記事はこちら。全容をざっくり知りたい方はまずはこちらをお読み下さい!
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世界の検索エンジンシェアは?【2017年版】

ではまず、世界で使われている検索エンジンのシェアについて見ていきましょう。
以下、2017年の国別検索エンジンシェアのデータをこちらより転載させて頂きました。



世界の検索エンジンシェアNo1はGoogle

見ていただくと分かる通り、多くの国でGoogleがダントツNo.1のシェアを誇っています。
近年の傾向として、Googleの優位は更に高まっていく傾向にあります。

Google以外の検査エンジンが必要になる主な国は以下になります。

中国の検索エンジンシェアは?

中国の検索エンジンはBaidu、ついで360Search(Hoaseu)となっています。


中国国内からはGoogleサービスへのアクセスが出来ないといった背景もあり、ドメスティックな検索エンジンが高いシェアを持っています。

 

韓国の検索エンジンシェアは?

韓国でのトップシェアはGoogle、次点で韓国製の検索エンジンであるNaverです。


Naverは検索結果に関連サービスんのサイトが表示されやすく、広告の割合が多いことが特徴の一つとしてあげられます。

その為、SEOで頑張っても検索結果の1ページ目に食い込む難易度は高いと言えます。

近年韓国では徐々にGoogleのシェアが高まっていることもあり、Naverは検索連動型広告で対策し、サイトはGoogleのSEO向けに最適化する、というように割り切るというやり方も考えられます。

ロシアの検索エンジンシェアは?

ロシアではYandexという検索エンジンがトップシェアを握っています。

日本では馴染みのない検索エンジンですが、他の主要検索エンジンに先駆けてソーシャルメディア上での活動をランキングアルゴリズムに取り入れる等、独自の上位表示技術の開発が行われています。

 

検索エンジンの国別ドメインサイトに注意!

対策する検索エンジンが決定したら、次は国のドメインに着目しましょう。
そう言われても何のことだか分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。

検索エンジンが持っている国毎のドメインサイトを知る

Googleを始めとする主要な検索エンジンは、国毎に専用ドメインのサイトを持っています。
普段みなさんが使っているGoogleは、「google.co.jp」もしくは「google.com」ではないでしょうか?
ここでいう「.co.jp」の部分が日本専用のドメインになります。
これが例えばカナダであれば「.ca」、韓国であれば「.co.kr」と、国毎に異なった文字列が決められています。
この文字列の正式名称はCCTLD(カントリーコードトップレベルドメイン)といいます。

検索エンジンは、ターゲットユーザがいる国のドメインを狙う

SEO対策で特定の国の検索結果で上位表示をする際には、その国のドメインを持った検索エンジンサイトを狙うというのが定石です。
検索結果がその国のユーザー向けに最適化されており、その国での利用者が多い為、トラフィックを集められる可能性が高まります。

 

海外在住者を狙う場合はどの検索エンジンを対策すれば良い?

次は、少し変わったケースについてご紹介をします。

皆さんの中には、海外在住者を狙ってサイトを上位表示させたいとお考えの方がいらっしゃるかもしれません。

例としては、もう既に海外に住んでいる日本人に対して、現地での求人案件を紹介したい場合などです。
この場合、ターゲットは日本人ですが居住地は国外になります。

こうしたケースでは日本ドメイン、居住国のドメイン、どちらの検索エンジンの対策をすればよいのでしょうか?

 

実際にユーザが居住している国のドメインへ対策をする

結論から申し上げると、居住国のドメインでの対策が妥当だと思います。

その方が、その国に関する情報が検索結果に引っかかりやすく、ユーザへのメリットが高いからです。
Googleに絞って言えば、検索結果は、位置情報によってパーソナライズされる仕様になっています。

その為に実は、対象の人がどのドメインの検索エンジンを使っていようとも、検索結果は居住国向けに最適化されているものを見ている可能性が高いです。

SEOでツールを使ってキーワード順位のチェックをする場合は、居住国ドメインの検索エンジンを調査することで、より実際に近い結果を取得できると思われます。

 

複数国の対策の場合はどの検索エンジンを対策すれば良い?

もう1つ、海外SEOでよくあるケースについてお話を致します。

1つのサイトで複数の国を対象にする場合、どの国のドメインの検索エンジンを対策すればよいのでしょうか?
例えば英語のサイトを1つだけ作り、それで英語圏をまるっとカバーしたい場合などです。
このケースだと対象ユーザは世界中に散らばっている為、どこか1つの国の検索エンジンに絞り込むことは実際には難しいです。

複数の検索エンジンの順位を調査する

主要な対象国を英語話者の数などから割り出して、可能な範囲で複数の検索エンジンの順位を調査するという方法があります。

Google.comだけの順位を調査する

何らかの理由でこのやり方が出来ない場合には、割り切ってGoogle.comだけで順位を調査するというやり方もあります。

世界で最もシェアが高い検索エンジンのドメインは、この「google.com」になります。
実はFirefox、Chromeといったインターネットブラウザのデフォルト検索エンジンは「google.com」となっています。
もしみなさんがこれらのブラウザを使っていて、検索をブラウザ上部の窓から行っているとすると、無意識にgoogle.comを使っている可能性が高いのです。
その為、複数国を対策したいが検索エンジンは一つだけを選びたい時には、「google.com」という方法が良いのではないでしょうか。

 

【まとめ】

さて、海外SEOにおける検索エンジンの選び方についてご紹介をしてきましたが、如何でしたでしょうか?

・世界の検索エンジンシェアはGoogleが圧倒的No.1。
・国によってはGoogle以外の検査エンジンが高いシェアを持っている
・検索エンジンの国別ドメインサイトに注意をする
・1サイトで複数の国を狙う場合には、複数の検索エンジン対策をするか、もしくはGoogle.comに割り切る

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