本記事では、海外SEOは難しいのかどうか、ということを話したいと思います。
まず皆さんは海外SEOと聞いた時に、外国語でのSEOという時点で、ハードルの高さを感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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※海外SEO対策全般を知る為の記事はこちら。全容をざっくり知りたい方はまずはこちらをお読み下さい!
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海外SEOは難しい?
確かに、慣れない言語でSEOをやるときには、日本語のときと比べて気をつけるべきポイントが多いことも事実です。
しかし、だからといって諦めてしまうようでは、海外のユーザに貴社のサービスの魅力を伝えるせっかくの機会を逃してしまいます。
また、英語を始めとする外国語ではまだまだ日本に関する情報が手に入りづらいことも確かでしょう。
日本ならではの質の高いサービスやノウハウ等を知りたいと思っている人は世界中にたくさにて、そういう人たち向けに情報発信することは海外のユーザにとって有益なことのはずです。
ここでは、数多くの海外検索エンジンでのSEO対策を行ってきた経験から、海外SEOの難しさと対策方法をご紹介します。
あなたのサイトの競合数はどのくらい?
まずはその言語で対策をする時に、どれくらいの競合サイトが存在するのか、という点に着目してみましょう。
調べ方はここではシンプルに、「検査結果にひっかかったサイト数」とします。
基本的には競合サイトの数が多いほどSEO対策で上位表示を狙う難易度は上がると考えられる為です。
英語、日本語それぞれで「天気」というキーワードを検索した場合
- 日本語の「天気」: 1億9000万サイトがGoogleでヒット
- 英語の「weather」: 12億7000万がGoogleでヒット
同じ意味を持つキーワードでも、英語だと日本語と比べて10倍以上の数のウェブサイトが検索結果に表示される結果になりました。
「東京 ラーメン」というキーワードを検索した場合
- 日本語の「東京 ラーメン」で2980万サイトがGoogleでヒット
- 英語の「tokyo ramen」で1020万サイトがGoogleでヒット
今度は日本語サイトの方が英語サイトより多いです。
東京のラーメン情報については、英語サイトより日本語サイトのほうが多いことがわかります。
しかしそれもそのはず、国内に関する情報なので、国内により多くの情報があるのは当然の結果です。
検索ユーザに訴求したいサービスや商品があった時に、どういったキーワードであれば競合サイトの数が少ない「狙い目」キーワードなのか?
こうした視点を持つことも、キーワード戦略を立てる上での参考になります。
日本と海外での検索エンジンアルゴリズムの違い
次に、検索エンジンアルゴリズムの違いについて、説明をしていきます。
日本と同じ検索エンジンでも上位表示ロジックが同じでない
まず、日本国内のSEOで対策をするのはGoogleとYahoo!この2つの検索エンジンになります。
Yahoo!もGoogleが提供している上位表示の仕組みを採用しているので、 実際にはGoogle対策をすることになります。
それでは、海外のGoogleにむけて対策をする際は、日本と同じSEO手法が使えるのでしょうか?
答えから言うと、NOというのが実情です。
同じGoogleでも国によって効果のでる対策が異なる
Googleの上位表示ロジックは基本的には全世界共通なのですが、更新内容によっては国毎に適用に時間差が会ったり、また国独自の更新があったりします。
その為、対策をする国のGoogleの仕組みにより即した対策内容をしたほうが、高い結果が得られるのです。
日本とは異なる検索エンジン対策をする為、上位表示ロジックが異なる
対策をするべき検索エンジンは、その国によって異なります。
そして国によっては、私達が普段使わない検索エンジンが使われているというケースがあります。
有名な例で言えば、中国のBaidu、韓国のNaver、ロシアのYandexといった検索エンジンです。
これらの検索エンジンは独自の上位表示ロジックを持っていて、検索結果の表示内容もGoogleとは違います。
BaiduのSEO対策で気をつける点
サイトが中国国内のIPアドレスでホスティングをされている事が、上位表示の為に必要な条件になるようです。
IPアドレスはGoogle対策では必要のない要素ですが、Baiduにおいては外せない要素になっています。
このように、各検索エンジンの特性を理解した上で対策を行う必要があります。
外国語でのコンテンツ制作の仕組みを整える
現在のSEOはサイト内に有益なコンテンツをたくさん持っていることがポイントになります。
ここでいう「有益」というのは、サイトを実際に見てもらう海外在住のユーザですね。
外国語で、その国のローカルユーザが面白い、役に立つと思ってくれるコンテンツをウェブサイト内に相当量、設置をすることが、海外SEO成功の大切なポイントです。
海外SEOでのコンテンツ制作のポイント
- 現地ユーザに「伝わる」コンテンツをつくる
- ネイティブの感覚でコンテンツをつくる
- 翻訳ベースのたどたどしい表現などはNG
現地ユーザーに「伝わる」コンテンツ作り
現地の方にうける情報というのは日本人が感覚的に分かるものでない為、コンテンツを作る前の段階でインターネット上でリサーチをしたり、ターゲットの人たちにヒアリングをする方がよいでしょう。
オンラインでリサーチをする場合、以下に挙げるポイントが、関心度が高いトピックや人気があるコンテンツを知るヒントになります。
- フェイスブックやインスタグラム等のソーシャルメディアで何度もシェアされているコンテンツ
- よく検索されているキーワード
- 人気のキーワードで、検索結果で上位表示されるサイトのコンテンツ
それぞれの情報を簡単に調べることができる便利なツールがあります。
詳しくはまた別の記事でしますが、無料で使えるものもあるので積極的に使いましょう。
ネイティブの感覚でコンテンツを作る
次に大切なことは、サイトを訴求したい現地にいるターゲットと親しい感覚を持った人によって、コンテンツが作られるということです。
- 見やすいと思うサイトのデザイン
- 読みやすいと思う文章量
こういったものが現地ユーザと日本人では異なります。
一例を上げると、欧米人や私達日本人と比較をして、ウェブサイト内の文字コンテンツは読み飛ばす傾向が強いということが分かっています。
その為に、いくら内容のあるコンテンツを作ったとしても、画像や動画の無い文字の羅列だった場合、それが読まれない可能性が出てくるというわけです。
日本語のコンテンツが既に有り、それを多言語に翻訳するといった場合でも、単純に翻訳するのに加えて、海外在住者の視点からデザインやコンテンツ内容を最適化できると理想です。
ネイティブレベルの自然な言語表現を心がける
最後に、コンテンツのコピーやライテイングは、やはりその言語のネイティブによって書かれるのがベストです。
日本人の翻訳者と、ネイティブのレベルは、やはり完全に同じとまではいかないでしょう。(翻訳者の方のレベルによっては例外もあります)
私達日本人も、文章を読んで「これは外国人によって書かれた日本語なのでは?」と直感的に感じた経験がないでしょうか?
それが必ずしも悪いこととはいいませんが、よりサイト内の情報をストレートに違和感なくユーザに伝えたいのであれば、ネイティブによって書かれたコンテンツがベストだと言えます。
ネイティブのライターをどのように確保する?
外国語で良いコンテンツを作るとなると、ネイティブライターの存在が必要になります。
ですが、どうやってそうした人を見つければよいのでしょうか?
見つけたとしても社内にネイティブライターの方を確保すると固定費が発生しますし、外注をするにしてもツテがなければどこへ発注したら良いかが分からないという悩みもあるでしょう。
特にツテがある場合を除くと、以下の2パターンのどちらかが選択肢になるでしょう。
- コンテンツ制作会社に問い合わせて、その会社に適任のライターをアサインしてもらう
- クラウドソーシングサイトで募集をかける
さて、海外SEOの難易度は高いのか?という疑問に応えるべくご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
【まとめ】
・競合サイトの数に注目する
・検索エンジンアルゴリズムの違いに注目する
・外国語でのコンテンツ制作の仕組みを整える
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